「ある日突然お湯が出ない」給湯トラブルへの対応方法
日本人の生活にとって切っても切れない関係のお風呂。
そんなお風呂に必須のお湯が突然出なくなった時、どういった対応をすべきなのかをまとめてみました。慌ててしまうことで、本来は不要だったはずの余計な出費を支払ってしまう事もありますので、十分知識を持った上で、早めの対応、適切な処置を心がけましょう。
真冬に震える家族を襲う恐怖の存在、それは「突然お湯が出なくなる」というトラブル。特に冬場になると給湯器の交換が全国各地で頻発しますので、依頼をしても「早くて1週間待ち」「即日工事は出来るけど、とんでもない高額請求」など家計を直撃する大問題にもなりかねません。
まず出来る事は何か?知っておくべきポイントを羅列します。
まずは、1つずつお話をしていきましょう。
給湯器を設置してからの期間を把握する
新しく設置したばかり(1年程度)の給湯器からお湯が出なくなった場合は、ほぼ本体の不具合(メーカーの製品不良)の可能性が高いと見て下さい。
工事の不具合の場合は、水漏れやネジがはずれたなどのトラブル程度ですが、買ってから1年程度で給湯器からお湯が出ないのは初期不良が一般的です。
こういった場合は、特に慌てる事なくまずは工事を依頼した販売店、設置店に対応を依頼してみましょう。販売店はメーカーに修理もしくは取替を申請してくれるはずですし、メーカーも高額な商品を販売している以上、サポート体制をしっかりと整えていますから安心して修理を申し込めば良いです。
この時点で修理費用などを請求されることは、ほぼないはずですので安心してサポートを受けましょう。
万が一、販売店がどうしても電話に出ないなど対応を受けてくれない場合は、メーカーサポートに直接電話してみて下さい。
ノーリツサポート電話
0120-911-026
ノーリツサポートへのリンク
リンナイサポート電話
0120-054-321
リンナイサポートへのリンク
メーカー保証期間内であれば快く対応をしてくれるはずです。
地震や大雪の後にお湯が出ない場合
大きな地震の直後にはガス管が破裂をしてしまったり一時的なトラブルで給湯器が使えなくなる事があります。また、ガス管が破損をしていなくても、ガスメーターの表示ランプが赤く点滅している時には、ガスメーターが一時的にガスを遮断しています(給湯器の故障ではありません)。
この場合は、慌てずに簡単な操作をすることで、ガスが使えるようになりますのでガスメーター復帰方法サイトを参考にして頂き、ガスメーターをあるべき姿に戻して頂ければすぐにお湯が出るようになります。
とならないようにだけ気をつけて下さい。
地震の後の給湯器復帰は慌てず正しい情報を実践すべし
という事を覚えておきましょう。
大雪の後にお湯が出ない場合の対応策
10年以上使っている給湯器に関しては、冬場の酷使によって寿命を迎えてしまう事もありますが、順調に使えていた10年未満使用の給湯器からお湯が出なくなった場合は給湯器ではなく、「水道管の凍結」の可能性があります。
特に都心部などの普段、あまり雪が降らないような地域ですと凍結対策が完全に出来ているわけではないため、気温がマイナスになった時間帯が続くと水道管が凍結し、そもそもお湯もお水も出なくなってしまうのです。この問題は、給湯器の交換業者を待つまでもありません。
凍結は気温の上昇が解決します。
やはり慌てず正しい情報をもとに適切な対応をして頂く事で、無駄な交換費用を抑えて頂く事へとつながるのです。
【まとめ】
給湯器は10年~15年程度の使用を経て交換の時期を迎える特性を持ちます。逆に言えば、10年未満の使用で給湯器が壊れてしまう場合は、飲食店や美容室などの業務用での酷使以外では非常に稀なケースとなります。弊社は給湯器交換業者ではありますが、交換をしないで済むはずの給湯器まで交換はしません。
ガス器具としての天寿を全うする、その日までしっかりと給湯器には働いてもらい、交換の時期には「お疲れ様でした」の気持ちで処分をさせて頂くように心がけております。もしも急にお湯が出なくなった場合は、今回の記事を参考に、「まずは落ち着いて情報を正しく集める」事を意識してみて下さい。