先日、親戚一同の集う法事の際に
「先日大阪ガスで給湯器を交換したら40万円だった」
という親戚がいました。
高いよな～とは話題になるんですが、給湯器交換など10万円台で出来る事を誰も知らない様子に私は驚きました。
良く考えてみると、それもそのはず。
給湯器の交換は、
分譲マンションを保有している
ご自身の所有する一軒家に住んでいる
という方以外は、ご自身で給湯器の交換手配を行う事などなく、管理会社やマンションのオーナーさんが手配をしてくれるため、給湯器の交換工事にいくら費用がかかるのか相場はいくらなのか？も知る事がないのです。
給湯器を交換してくれる会社ってどこ？
給湯器を交換する際に依頼が出来る窓口をいくつか書きます。
- ガス会社
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大阪ガス、東京ガス、東邦ガス、西部ガスなどに代表される都市ガス会社。
もしも使っているガスがプロパンガスの場合は、そのガスボンベをいつも運んでくれる会社さんに交換を依頼すると快く対応してくれるはずです。
値段に関しては、家計に大ダメージを与えるくらい強烈に高いです(都市ガス会社)。
- リフォーム会社
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水回りや外壁などのリフォームを行っている会社。リフォーム会社は、基本的に工事は外注の職人さんに依頼するだけですので、ガス給湯器を交換出来る職人さんに依頼をして工事を終えてくれます。
ただ、工事をする職人さんとお客様の間に1社入ってしまう分、少し割高な見積もりが出る事が多いです。
それでもガス会社に比べるとまだ安い部類だと言えます。
- 給湯器専門店
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リフォームではなく給湯器の交換をメインに行う会社。
場合によっては小規模で職人さんが1名～3名程度の規模で行っている場合もあります。
職人さんに直接依頼をかけることが出来るため、とても安価に工事を受けてくれる場合がありますが、工事の量自体は多くさばいてないケースもあり、商品は割高である事も多いです。
1番のデメリットは小規模すぎて電話しても出ない事だと言えます。
ガス会社ってどんな会社？
ここで言うガス会社は、お客様のご自宅にガスを供給する会社のことを指します。
大手だと、東京ガス、大阪ガスなどの都市ガス会社。
とんでもない数のご家庭にガスを届けてくれているインフラに関わる会社さんたちです。
事業規模が大きすぎて、メイン事業はあくまでも「ガスの供給」です。
給湯器の交換に関しては、おまけ的な位置づけで見ているため、「ガスを供給するための器具」程度の扱いです。
つまり、そこまで真剣に給湯器を安く工事したいとか給湯器の工事で事業を成立させたいという思いがありません。
ですので、給湯器の工事に関しては下請けのような加盟店をいくつか経由し、ほぼお値引きなしで見積もりがくるため、とてもつない金額の給湯器交換見積もりが来てしまいます。
気になれば試しに「大阪ガス 給湯器高い」「東京ガス 給湯器高い」
で検索してみて下さい。非常にたくさんの関連記事がでて来るはずです。
リフォーム会社も給湯器を交換してくれるの？
リフォーム会社さんのHPをご覧になった事はありますか？
自社職人を使ってます！というPRをやけに行う会社が多い事に気がつくはずです。
つまり裏を返せば、「リフォーム会社って基本的には下請け職人さんに仕事を出す組織」が一般的だということです。
その一般的なお店との差別化を図るために「自社職人」をアピールするのです。
リフォーム会社が抱えているスタッフは、「営業マン」「事務員さん」「現場監督」がメインです。そうなんです、「職人さん」を抱えていないのです。工事を受注するプロではありますが、給湯器に関しては外壁塗装やお風呂工事などに比べて単価も低いため、魅力を感じずに片手間でこなすだけのリフォーム屋さんが多いのが印象です。(私が社内で面倒を見ていたリフォーム会社さんも、その類でした)
仕組み的に、さほど安い見積書を作成出来ないリフォーム会社ですが、それでもガス会社に比べるとかなりお安く金額は提示出来るはずです。
給湯器の交換専門店が、どうしても近所にない場合はリフォーム会社で給湯器を交換するのも有りということです。
給湯器交換専門店
給湯器交換専門店は、一部の優良店の中には「安価で良い工事を行う」という会社も確かにあります。しかし、実際に電話をしてみると「電話に出ない」「窓口が無愛想」「担当者が不在でなんとも返事が出来ない」「しばらく予定がいっぱいなので受ける事が出来ない」という、お決まりのNG対応のオンパレードをくらうことも多いのが現実です。
HPの良し悪しは決めてにはしてはいけない
動画だとごまかしようがない事でも、HPだといくらでもごまかしが聞きます。見栄えの良さそうなサイトに、きれいな写真と社員さんの挨拶。「いつでもお電話下さい！」というサイトですが、実際に電話すると、無愛想に電話に出るスタッフに冷たくあしられる・・・・
HPはなんとでも書けてしまうという弱みがあることを理解しておかないといけません。昨今の優良業者の選び方は、「まずは実際に電話をしてみる(すぐ出るか)」「グーグル地図などで実際の住所を調べて見る(空き地だったりすることも・・・あります)」など一工夫をすることで、質の悪い業者さんを事前にカットすることも可能です。
最後にまとめ
給湯器の交換は、余程の急ぎプランでない限りは、ガス会社に依頼することは辞めておきましょう。安心感はあるかもしれませんが、ガス供給事業とガス器具交換事業は別物ですので、結局はガス会社の下請けのガスショップさんが工事に来るだけです。「現状あるものを、取り替えるだけ」という性質の工事である以上、とりつける給湯器が粗悪だといけませんが、今の時代、ガス会社も一般のリフォーム店も給湯器交換専門店も取り付ける給湯器は、ノーリツやリンナイのブランドもの給湯器しか取り付ける事はありません。
そう考えると、給湯器のもの自体が同じなら、少しでも工事代金と給湯器の価格が安い会社さんを普段から探して置くべきではないでしょうか？車のエンジンオイルのように、早め早めの交換や、かかりつけ店舗の確保が「急なトラブル発生」時における余計な出費を大幅に抑える事が出来るという事を覚えておきましょう。
