【琵琶湖の島】竹生島・沖島でスズメバチが急増中?プロが教える駆除対策と費用

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島の静けさの裏側に、ブンブン響く危険が潜んでた

こんにちは、蜂駆除レスキュー110番・滋賀担当の今枝です。今回はちょっと意外かもしれませんが、琵琶湖に浮かぶ島でスズメバチの駆除依頼が増えてるって話をお伝えします。風が気持ちよくて、鳥のさえずりが聞こえるような穏やかな島でも、夏場は「ブーン」という重低音が草むらから聞こえてくることがあるんです。実際に、竹生島や沖島の観光地エリア、民家裏の薪置き場、祠の屋根裏なんかでスズメバチの巣が見つかったケースもあって、なかなか油断できません。この記事では、そんな島で起きるスズメバチの発生背景から、兆候の見分け方、万一のときの対処法まで、現場目線で詳しくお話していきますね。

原因と背景(島の自然に潜む予想外の危険)

主な原因1:人の手が入らない場所が多い

琵琶湖に浮かぶ竹生島や多景島、沖の白石のようなエリアは、自然がそのまま残されてることが多いんです。これって一見いいことに思えるんですけど、スズメバチにとっては「最高の住処」でもあるんですよね。島の裏手の森や崖沿いなんかは人がまず近寄らないので、気づかれずに巣が大きくなっちゃうんです。実際、昨年の8月にも多景島で、崖の割れ目に巣を作っていたケースがありました。発見されたのは、たまたま釣り客が「変な羽音がする」と言って通報してくれたことがきっかけでした。

主な原因2:観光地・信仰地であるがゆえの落とし穴

竹生島なんかは観光客も多く、祠やお堂の軒下が絶好の営巣ポイントになってるんです。島って本土と違って、防虫対策の頻度がどうしても下がる傾向があるんですよ。特に、4月〜7月頃の「女王バチが巣作りを始める時期」に人の出入りが少ないと、そのまま巣が拡大してしまうんです。僕らが駆除に呼ばれたのも、大体8月〜9月。観光が本格化する時期に、「蜂が飛んでる!」「刺された!」って急に連絡が来るんですよね。

その他の要因:気候変動とエサの多さ

ここ数年、琵琶湖周辺も春先から気温が高めで、スズメバチの活動開始が早まってる印象です。それに加えて、島の自然にはエサとなる昆虫も多く、ハチたちにとっては食料にも困らない環境が整ってるわけです。しかも、竹生島や沖島では屋外に置かれたゴミ箱やペットフードの残りなんかも狙われやすく、無意識のうちにハチを呼び寄せてしまっているケースもあります。

実はスズメバチって「湿度」にも敏感で、風通しが悪くてムシムシする場所を好むんです。つまり、湖の湿気がこもる場所は要注意なんですよ。

気づくためのサインとチェック方法(島でスズメバチの存在を察知するには)

サイン1:低く唸るような羽音が聞こえる

まず耳で気づくパターンが多いですね。たとえば竹生島の桟橋付近で「ブゥーン…」って低く響く羽音を聞いたら、それ、たいていスズメバチです。普通のハチより音が重くて、風に混じっても耳につくんです。特に梅雨明け〜真夏の昼下がり、湿った空気の中にあの羽音が混ざるとゾッとしますよ。先日も沖島の港で釣りをしていたお兄さんが「耳元でヘリが飛んでる感じ」と言ってたくらい、あの音は強烈です。

サイン2:木の穴や瓦の隙間に出入りする動き

次に目で見てわかるのが、出入りする個体です。屋根の下や瓦の割れ目、木の幹に空いた穴から、1匹ずつのハチが出たり入ったりしてたら、それは間違いなく営巣してます。多景島の神社裏の石垣で、午前中は静かだったのに、昼を過ぎて気温が上がったらハチの出入りが活発になったケースもありました。光の角度で見づらいこともありますが、「なんかあの辺、ずっとハチいるな…」と感じたら、要注意ポイントです。

サイン3:巣材となる木の繊維が削られている

あまり知られてませんが、スズメバチは巣を作るときに木の表面をガリガリかじって、繊維を唾液で固めて巣を作るんです。だから、ベンチの端とか、木製の柱に爪で引っ掻いたような跡が残ってたら、それは巣作り中の証拠。沖の白石でこの跡を見つけたときには、巣自体は3メートル上の木の枝にあって、下からじゃ見えない場所でした。地面の変化に気づくのって大事なんですよ。

サイン4:観光客やペットが異常に騒ぐ

少し変わったサインですが、人や動物が普段と違う行動を取っていたら、それがヒントになることも。竹生島の売店前で、観光客が「何かに刺されたかも」と話していたら、案の定近くの木陰に巣がありました。小型犬がしきりに同じ茂みに吠えていたことから発見につながったこともあります。

スズメバチはフェロモンで仲間を呼ぶ性質があるので、1匹が人を威嚇してきたら、仲間が次々来る可能性もあります。

専門調査の重要性(ハチ駆除のプロにしか見えない視点)

島内は本土と違って道が狭く、背の高い木が多いため、巣の位置が目視ではわからないことも珍しくありません。僕たちが現場で使用するのは高倍率の望遠鏡と、熱反応を確認できる赤外線スキャナー。特に湿気の多い場所では、巣の内部温度が周囲と微妙に違うので、そういった細かな温度差を頼りに探していきます。見た目で「巣がない」と思っても、壁の内側や天井裏に潜んでるケースもあるんです。

放置によるリスクと悪影響(駆除せずに放っておくとどうなるか)

リスク1:観光被害と風評の拡散

竹生島や沖島といった観光地では、「スズメバチに刺されたらしい」とSNSで広まるのが一番のダメージです。実際に2023年の夏、竹生島の階段下で高齢の女性が刺された件が話題になり、一時的に来島者数が激減したことがありました。こうなると風評被害も含めて、島全体の経済にも影響が出てしまいます。

リスク2:集団刺傷による重大事故

スズメバチは縄張り意識が強く、ある一定距離に入ると一斉に襲ってくる習性があります。沖島では、毎年8月中旬頃に「一斉威嚇行動」が増える傾向があって、その時期は特に注意が必要です。かつて釣り客が5人同時に刺されたケースもありました。

1匹に刺された後、その人の汗や衣服の匂いをフェロモンと勘違いして、他の個体が集中攻撃してくるんです。まさに連鎖。

リスク3:自然環境への影響

スズメバチは強力な捕食者なので、在来種の昆虫や生態系にも影響を与えます。竹生島のように珍しいチョウやトンボがいるエリアでは、スズメバチの増加がそのまま種の減少につながることも。生態系のバランスを崩すと、長期的には観光資源の損失にもなりかねません。

特殊ケース:屋内に巣を作られる被害

まれにですが、空き家や管理の行き届かない社務所などに巣を作られるケースもあります。多景島ではかつて、管理人不在の祠の屋根裏に巨大な巣が作られていて、蜂が天井板を突き破って屋内に出てきた例も。誰もいないからといって油断できないんです。

発見したときの正しい初動(巣を見つけたら何をすべきか)

緊急時の応急処置(刺されたときの対応)

まず刺された場合ですが、最優先は「安全な場所へ離れること」です。特に島のような場所では、救急車がすぐに来れないケースもあります。だからこそ、その場での応急処置が命を分けるんです。流水で刺された箇所を洗い流して、冷却できるなら濡らしたタオルや保冷剤で冷やしてください。抗ヒスタミン薬があれば塗って、患部の腫れを抑えるのが大切。沖島の民宿に備えてあった簡易救急セットが大活躍したこともあります。

1回刺されただけでも、人によってはアナフィラキシーが出るんです。呼吸が苦しくなったり、全身にじんましんが出てきたら、すぐに119番です。

専門業者への連絡(安全確保のための第一歩)

巣を見つけても、自分で何とかしようとは思わないでくださいね。よく「殺虫スプレーでなんとかならん?」と聞かれますが、それはかえって刺激して逆効果です。僕たち専門業者は、保護服・熱反応カメラ・長距離対応の駆除ノズルなどを駆使して、最小限の刺激で作業します。特に島内では電波状況や交通の制限もあるため、事前に連絡・段取りしておくのがポイント。大津市の防災課経由で業者を紹介してもらった方もおられます。

解決策と費用の目安(駆除にかかる時間とお金)

方法の種類:駆除手段とその選び方

駆除方法には大きく2種類あります。1つは「夜間無刺激駆除」と呼ばれるもので、巣の活動が落ち着く夜にアプローチする方法。もう1つは「熱反応&遠隔噴霧法」で、竹生島や多景島など足場が危うい場所で使います。島の場合は安全確保が第一ですから、作業員2人以上+船舶計画込みで動くことも。

巣の高さや樹種、湿度、接近距離に応じて道具や手順を変えるのがプロの腕の見せどころです。

費用が決まる要因:巣の場所やサイズ

料金はピンキリですが、だいたい相場としては2〜3万円前後が中心です。ただし、島の場合は移動費・船賃・宿泊費などがかさむこともあって、+1〜2万円上乗せされるケースもあります。沖島の空き家の2階部分にできた大型巣を撤去したときは、約5万円ちょっとかかりました。大きさだけじゃなくて「どこにあるか」で費用が変わるんですよ。

保険・補償制度の適用(火災保険や共済)

意外と知られてませんが、火災保険や共済が使える場合があります。特に「建物の損害」や「共用部分のトラブル」として申請できることがあるんです。例えば、竹生島の休憩所で屋根裏に巣ができた件では、火災保険の特約で全額補償されました。まずは保険証券を確認して、代理店か共済窓口に連絡してみてください。僕ら業者も見積書・写真提供でサポートできます。

悪質業者への注意(トラブルを防ぐポイント)

最近「即日対応」「1万円ポッキリ」といった甘い言葉で誘う業者が増えてます。でも、いざ作業後に「オプションで高所作業費が…」「追加で撤去費が…」と請求が増えるケースも。

実際に草津市の方から「電話では1万円って言ってたのに、現地で8万円取られた」と相談がありました。

価格だけじゃなく、地元での実績や対応内容、口コミをしっかり見てから選んでください。

よくある質問(FAQ)

自分で対応できる?

結論から言うとおすすめしません。スズメバチは予測不能な動きをするので、巣の中にいる個体数や攻撃性が読めないんです。巣を少しでも刺激すると、一気に複数が出てくることも。過去には「小さい巣なら大丈夫と思って叩いたら20匹出てきた」という話も。市販スプレーでは到底対応できません。

相談先はどこ?

まずは地元の市役所(大津市防災課など)か、信頼できる駆除業者に連絡してください。観光地内の場合、管理者経由で通報がスムーズなこともあります。蜂駆除レスキュー110番では24時間対応しており、場所が島であっても段取りを組んで出動可能です。

業者選びのポイントは?

見積書の提示・事前説明・アフターフォローの3点が揃っているかを見てください。また、写真付き報告書を出してくれる業者は信頼度が高いです。あと「絶対に追加料金なし」と明記してあるかも確認しましょう。島作業に慣れているかどうかも大事です。

保険適用条件は?

基本的には「共用部分にできた巣」や「建物への損傷」がある場合に適用されます。個人宅の敷地内でも火災保険や共済に加入していれば、特約が適用されるケースがあります。まず保険証券を確認し、写真とともに業者の報告を添えて申請するとスムーズです。

対応期間の目安は?

ご依頼から現地確認まで最短で当日〜2日以内、作業自体は1時間前後です。ただし島の場合は天候や船の手配で数日かかることもあります。事前に余裕を持って予約するのがベストです。

最後に

琵琶湖の島は、本当に魅力的な場所ばかりです。竹生島の神聖な空気、多景島の静けさ、沖島の生活の香り。だけど、その分スズメバチのリスクも見逃せない現実があります。僕らも駆除だけでなく「安心して観光できる環境」を守るために動いています。ちょっとした違和感でも、気づいたら早めに相談してくださいね。蜂のことは、誰よりも現場を知る僕らに任せてください。

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